ムスリムの同僚と、安心して食事を囲むために

ジャカルタで働く日本人にとって、ムスリムの同僚や取引先との会食は避けて通れない場面だ。しかし「ハラール対応」を謳う店は数あれど、実際に公式のハラール認証(BPJPH/MUI)を取得している店は驚くほど少ない。インドネシアでは2026年10月18日に飲食店のハラール認証取得が段階的に義務化される見込みだが、現時点(2026年8月)ではホテル・レストランの認証取得率はわずか1.2%程度という調査結果もある。「豚肉不使用」を謳っていても、それが自主申告なのか公式認証なのかで安心感はまったく違う。

本記事では、南ジャカルタを中心にインドネシア料理の名店から、公式認証を取得した日本食・中華料理まで5軒を厳選した。特に力を入れたのは「本当に公式認証を取得しているか」の裏取りだ。結果として、5軒中2軒が公式のBPJPH/MUI認証を確認できた「✅ ハラール認証済み」、残る3軒は「豚肉不使用」等の方針は確認できたものの公式認証までは確認できなかった「⚠️ 要確認」となった。誤魔化さず、それぞれの根拠を明記して紹介する。

価格表記について: 本記事の価格は各店のメニュー表示価格を、1円≒112ルピア(2026年8月12日時点の実勢レート目安)で換算しています。実際の為替・現地価格は変動するほか、特に高級店では表示価格に加えて税・サービス料(合計15〜21%程度が一般的)が別途加算されることが多い点にご注意ください。最新の価格は必ず店舗に直接ご確認ください。

ハラール・アルコール表記について: 複数の信頼できるソース(公式サイト・大手メディア・BPJPH等公的データベースの言及)でBPJPH/MUIの公式ハラール認証取得が確認できた店のみ「✅ ハラール認証済み」と表記しています。「豚肉・ラード不使用」等の自主方針のみで公式認証が確認できない場合や、情報が錯綜している場合はすべて「⚠️ 要確認(No Pork No Lard方針のみ等)」としており、本記事では非ハラルと確度高く確認できた店は掲載していません。アルコール提供の有無も同様の基準で表記しています。ムスリムの同僚・友人と利用する際は、「⚠️」表記の店は特に、必ず来店前に店舗へ直接ご確認ください。


1. プラタラン・ダルマワンサ(Plataran Dharmawangsa)— ダルマワンサ

項目詳細
エリア南ジャカルタ、ダルマワンサ通り(Jl. Dharmawangsa Raya No.6, Kebayoran Baru, Jakarta Selatan 12160)
ジャンルジャワ宮廷料理・本格インドネシア料理
予算Rp300,000〜700,000/人(約2,680〜6,250円)
営業時間11:00〜23:00(毎日)
ハラル⚠️ 要確認(旅行サイト等で「ハラール対応」と紹介されるが、公式認証番号は確認できず)
アルコール🍺 あり(ワイン&スピリッツメニュー完備)
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築150年のジョグロ(Joglo)と呼ばれるジャワの伝統家屋を移築した店内は、まるでジョグジャカルタの王宮に迷い込んだような雰囲気。ジャワ風のパビリオン席やクリスタルのシャンデリアが飾られたガラス張りのコンサバトリー席など座席のバリエーションも豊かで、Indonesia Tatler誌の「ベスト・インドネシアン・レストラン」を複数回受賞している、接待・記念日利用の鉄板候補だ。

メニューはジャワ・スンダ・スマトラなどインドネシア各地方の料理を網羅する。ルンダン(Rendang)やアヤム・バカール(鶏の炭火焼き)は辛さ控えめで日本人の味覚にも合いやすく、看板のアヤム・バカール・ポエトジョは特に人気が高い。

トリップアドバイザーなど複数の予約サイトでは「Halal」オプションが表示されるが、今回BPJPH(ハラール製品保証庁)・LPPOM MUIの公式データベースや同店の一次情報で認証番号までは確認できなかった。むしろワイン&スピリッツの充実したメニューを公式に掲げており、これは一般的な「施設全体でのハラール認証」の要件(酒類を一切扱わないこと)とは整合しにくい。豚肉不使用の方針自体は複数ソースで確認できるため「厳格に非ハラルではないが、公式認証済みとも言い切れない」というのが実態に近い。ムスリムのゲストと利用する場合は、事前に店舗へ調理環境も含めて直接確認することを強く推奨する。

代表メニューの参考価格(税・サービス料別):

メニュー価格(IDR)価格(JPY目安)
アヤム・バカール・ポエトジョ(鶏の炭火焼き)Rp189,000++約1,690円
アヤム・ダルマワンサ(特製鶏料理)Rp135,000++約1,210円
ナシ・ゴレン・ルンダン(ルンダン炒飯)Rp139,000++約1,240円

価格出典: Indonesia.travel 掲載情報、Plataran公式サイト ※最新の価格は店舗に直接ご確認ください


2. グレス・ダイニング(Guresu Dining)— クマン

項目詳細
エリア南ジャカルタ、ケマン・ティムール(Jl. Kemang Timur No.39B, Bangka, Kec. Mampang Prapatan, Jakarta Selatan)
ジャンル寿司・おまかせ(インドネシア初のハラール認証取得済みおまかせ専門店)
予算おまかせ Rp350,000〜430,000/人(約3,130〜3,840円)、アラカルト Rp20,000〜200,000(約180〜1,790円)
営業時間11:00〜21:00頃(資料により表記差あり、要確認)
ハラル✅ ハラール認証済み(2023年3月取得。複数の大手メディアが「インドネシア初の認証済みおまかせ寿司専門店」と報道)
アルコール🚫 なし(ハラール認証取得店のため)
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クマン(ケマン)東通り沿いの路地にひっそりと構えるおまかせ寿司専門店。2023年3月にハラール認証を取得し、Sajian Sedap・Liputan6・kumparanなどインドネシアの主要メディアが「インドネシア初のおまかせ(omakase)テーマの認証済み寿司店」として報じた、業界的にも珍しい存在だ。ハラール認証済みの店で本格的なおまかせ体験ができる選択肢は今もジャカルタでは希少で、ムスリムのゲストを招く「特別な日」の会食に真っ先に候補へ挙がる一軒と言える。

おまかせコースは前菜からデザートまでRp350,000前後から。サーモン丼やサーモンボム、稲荷ツナ・スパイシーマヨなどのアラカルトメニューも充実しており、季節限定のおまかせ(つき見芋煮会など)も随時登場する。魚介の鮮度・盛り付けの美しさへの評価も高く、SNS映えする一皿が多い。

豚肉・アルコール・みりんを一切使わないハラール認証取得店のため、宗教上の理由で食材に気を配りたいムスリムの同僚やインドネシア人ゲストとも安心して利用できる。予約はChope経由が確実で、営業時間は資料によって11:00〜21:00/12:00〜22:00と表記差があるため、来店前に電話または公式SNSでの確認をおすすめする。

代表メニューの価格(税・サービス料別):

メニュー価格(IDR)価格(JPY目安)
おまかせコース(前菜〜デザート)Rp350,000〜430,000/人約3,130〜3,840円
季節限定おまかせ(つき見芋煮会など)Rp398,000/人約3,550円
サーモンボムRp93,500約840円
サーモン丼Rp82,500約740円
稲荷ツナ・スパイシーマヨRp24,500約220円

価格出典: Sajian Sedap、Lemon8レビュー ※最新の価格は店舗に直接ご確認ください


3. Twelve Chinese Dining(トゥエルブ・チャイニーズ・ダイニング)— メンテン

項目詳細
エリア中央ジャカルタ、メンテン地区(Jl. Dr. Kusuma Atmaja No.75, Menteng, Jakarta Pusat)
ジャンル中華料理全般
予算Rp300,000〜700,000/人(約2,680〜6,250円)
営業時間11:00〜22:00
ハラル⚠️ 要確認(「No Pork No Lard」の自主方針のみ。公式BPJPH/MUI認証番号は確認できず)
アルコール⚠️ 要確認(店舗は「オープンバー」を謳い、レビューにビール・カクテル提供の言及あり)
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メンテンの閑静なエリアに位置する大型中華レストラン。十二支(Shengxiao)をテーマにしたインテリアが印象的で、中国風の彫刻や装飾が配置された華やかな空間が広がる。看板の北京ダック(Peking Duck)やクリスピー・ロースト・ダック、点心各種、Wok-Fried Live Lobster、シンガポール風チリクラブなどメニューのバリエーションが豊富で、毎月12日には特別メニューも登場する。

同店は公式サイトで「豚肉・ラード・みりんを一切含まない」ことを明言しており、ジャカルタの中華レストランでは珍しくハラール志向を前面に打ち出している。実際、4名向けのファミリーセット(点心・炒飯などのコース)も用意されており、グループでの接待利用にも向く。

ただし、今回の調査ではBPJPH・LPPOM MUIの公式認証番号への言及は公式サイト・各種メディアいずれにも見つからなかった。加えて同店は「オープンバー」をコンセプトの一つに掲げており、ゲストレビューにも「ビール・カクテルの提供がある」「認証の完全性については確信が持てない」との指摘がある。豚肉不使用の方針自体は評価できるが、厳密なハラール対応を求める場合は必ず事前に店舗へ確認を。

代表メニューの参考価格(税・サービス料別):

メニュー価格(IDR)価格(JPY目安)
北京ダック(半羽)Rp250,000約2,230円
ファミリーセット(4名向けコース)Rp1,080,000++約9,640円(4名分、1人あたり約2,410円)
1人あたり予算目安Rp300,000〜700,000約2,680〜6,250円

価格出典: okuzonogroup.com、Twelve Chinese Dining公式サイト ※最新の価格は店舗に直接ご確認ください


4. レンボエラン(Remboelan)セナヤンシティ店 — スナヤン

項目詳細
エリア南ジャカルタ、スナヤン地区(Senayan City 5F, Jl. Asia Afrika Lot.19, Senayan, Jakarta Selatan)
ジャンルインドネシア各地方の家庭料理
予算Rp150,000〜300,000/人(約1,340〜2,680円)
営業時間10:00〜22:00(毎日)
ハラル⚠️ 要確認(アルコール提供はなし。ただし公式ハラール認証は未取得と確認したメディアあり)
アルコール🚫 なし
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2011年創業、木のぬくもりと緑あふれる内装が印象的なインドネシア家庭料理レストラン。セナヤンシティ内という好立地もあり、週末は家族連れで賑わう人気店だ。プラザ・スナヤンやセントラル・パーク(西ジャカルタ)にも支店を展開している。

メニューはナシ・バカール(葉包み焼きご飯)やオセン・オセン(炒め物)、アヤム・グプレック(唐辛子鶏料理)、ソト・アヤム(鶏スープ)など、インドネシア各地の郷土料理を家庭的な味付けで提供する。魚介のグライ(ココナッツカレー)も看板メニューの一つで、辛さも比較的マイルドに調整されている。

複数のレビューサイトでアルコールメニューが一切ないことは確認できており、豚肉を使う料理も見当たらない。一方で、MUIの公式ハラール認証データベースを直接確認した複数の情報源では「まだハラール認証を取得していない」と明記されており、正式な認証取得済みとは言えないのが現状だ。厳格な対応が必要な会食には不向きだが、「豚肉・アルコールを避けたいカジュアルな家族の食事」であれば比較的安心して選べる一軒と言える。

代表メニューの参考価格(税・サービス料別):

メニュー価格(IDR)価格(JPY目安)
グライ・グラメ・プトゥリ・ミナン(魚のココナッツカレー)Rp135,000約1,210円
オセン・オセン・カンビン・トゥラガ・サランガンRp68,000約610円
アヤム・グプレック・サンバル・バワン・バトゥトゥリスRp49,000約440円
ナシ・バカール・ロアRp48,000約430円
ソト・アヤム・レンボエランRp47,000約420円

価格出典: IDN Times、foodierate.com ※最新の価格は店舗に直接ご確認ください


5. 清六家(せいろっくや)本店 — Ramen Seirock-Ya Honten — ブロックM

項目詳細
エリア南ジャカルタ、ブロックM地区(Jl. KH. Ahmad Dahlan No.22A, Kramat Pela, Kebayoran Baru)
ジャンル鶏白湯ラーメン
予算Rp60,000〜105,000/人(約540〜940円)
営業時間10:00〜21:30(毎日)
ハラル✅ ハラール認証済み(2017年9月13日取得、MUI認証番号00160084640917)
アルコール🚫 なし(ハラール認証取得店のため)
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日本の茨城県つくば市発祥、ジャカルタ首都圏を中心に18店舗を展開する「清六家(Seirock-Ya)」の本店。2009年に日本で創業し、2017年にはインドネシアのラーメン店として初めてMUIのハラール認証を正式取得した、認証済みラーメン店の草分け的存在だ。

看板メニューは「極み鶏(Kiwami Tori)」。鶏ガラ100%でじっくり炊き出した白濁スープは、豚骨に負けない濃厚さとコクを持ちながらクセがなく、日常使いの一杯として在住日本人からもインドネシア人からも支持を集めている。

MUIハラル認証を正式に取得しているためアルコールの提供はなく、ムスリムのゲストや家族連れとの食事にも迷いなく利用できる。価格も5軒の中で最も手頃なため、「まずは認証済みの店で、気軽にムスリムの同僚とランチを」という場面に最適。本店はブロックM近くの路地にあるが、Plaza IndonesiaやAEON MALL JAKARTA GARDEN CITYなど市内各所に支店があるので、職場や自宅近くの店舗を探すのもおすすめだ。

代表メニューの価格(税・サービス料込み):

メニュー価格(IDR)価格(JPY目安)
ラーメン鶏白湯醤油Rp62,000約550円
ラーメン鶏白湯味噌Rp65,000約580円
ラーメン鶏白湯醤油スペシャルRp85,000約760円
極み鶏(トリパイタン・エクストリーム)Rp78,000約700円
極み鶏スペシャルRp104,000約930円

価格出典: Ramen Seirock-Ya公式サイト、gastronomy-aficionado.com ※最新の価格は店舗に直接ご確認ください


シーン別おすすめ早見表

シーンおすすめ店ポイント
取引先・上司との特別な接待プラタラン・ダルマワンサジャワ王宮風の空間、記念日にも。認証は要確認
厳格な認証重視の会食グレス・ダイニングハラール認証済みのおまかせ寿司、希少な選択肢
グループでの中華ディナーTwelve Chinese Dining個室感・高級感。予約時に要確認
家族・子連れのカジュアルな週末レンボエランモール内、アルコールなしの家庭料理
気軽な日常ランチ・カジュアル接待清六家(せいろっくや)本店認証済み・手頃な価格で安心

5店舗 価格比較表

店名エリアジャンル1人あたり予算(IDR)1人あたり予算(JPY)ハラルアルコール
プラタラン・ダルマワンサダルマワンサインドネシア料理Rp300,000〜700,000約2,680〜6,250円⚠️ 要確認🍺 あり
グレス・ダイニングクマン寿司・おまかせRp350,000〜430,000約3,130〜3,840円✅ 認証済み🚫 なし
Twelve Chinese Diningメンテン中華料理Rp300,000〜700,000約2,680〜6,250円⚠️ 要確認⚠️ 要確認
レンボエランスナヤンインドネシア料理Rp150,000〜300,000約1,340〜2,680円⚠️ 要確認🚫 なし
清六家(せいろっくや)本店ブロックMラーメンRp60,000〜105,000約540〜940円✅ 認証済み🚫 なし

※JPY換算レート: 1円≒112ルピア(2026年8月12日時点の目安)。※価格は取材・調査時点のもので、変更される場合があります。※最新の価格は店舗に直接ご確認ください。


ハラルレストラン選びの在住者向けヒント

  • 今回「✅ ハラール認証済み」と確認できたのは5軒中2軒(グレス・ダイニング、清六家)。 いずれも日本食で、公式認証番号や取得年月まで複数ソースで確認できた。厳格な対応が必要な会食では、まずこの2店を軸に検討するのが最も確実
  • 高級インドネシア料理店ほど「ハラールっぽいのに未認証」なケースが目立つ。 予約サイトの「Halal」タグは自主申告ベースのことが多く、公式のBPJPH/MUI認証とは別物。特にワイン・スピリッツを提供する店は、施設全体としての正式認証を得ていないことが多い
  • インドネシアでは2026年10月18日、飲食店のハラール認証取得が段階的に義務化される見込み。 現時点(2026年8月)ではホテル・レストランの認証取得率は1.2%程度という調査結果もあり、今回⚠️とした店舗も今後認証を取得する可能性がある。最新情報は都度確認を
  • 「豚肉不使用」と「公式ハラール認証」は別軸で確認する。 No Pork No Lard方針だけの店でも、多くのムスリムにとっては許容範囲になり得るが、厳格な対応を求めるゲストには必ず事前確認を勧めたい
  • 為替レート・現地物価は変動するため、本記事の価格・ハラール・アルコール情報はあくまで調査時点のもの。ご利用前に必ず店舗へ直接ご確認ください

情報ソース:

この記事はAIが生成し、人間の編集者がレビューしています。